祁答院と濱本、つーのがいるんですが、
この二人は、阪神大震災の被災者だったりするんです。
あの震災があったのは、
ちょうど、学生の頃で私もそのころ大阪から通学していたのですが、
祁答院と濱本は兵庫だったため、完全に被災地となり、
ライフラインは電気のみ、ガス、水は通っておらず、
もちろん電車も復旧していなかったため、通学もできなかったようです。
私も電車が通ってから
(当時、通信方法はほぼ電話のみだったので、安否も電話が通るまでなかなか確認できなかった。)
ポリタンクを持って、二人の家に伺ったんですが、
家の中は片づいたとはいえ、余震の為、まだ散らかっていたように覚えています。
で、すごかったのが、
この二人、それでもゲームを作っていたんですよ。これが。
当時、ちょうどスーパーファミコンの「デザエモン」が
発売したばかりで、エディタの出来がよかったとはいえ、
作り上げるにはかなり大変なコンストラクションツールでした。
彼らは俺がこの話をすると、
「やることがなかったからなぁ・・」
と言うんですが、
俺には
「危機的状況でもコイツらは創作活動をやめないすごい奴ら」と
正直、今でも尊敬してます。
そのときのシューティングゲームはちゃんと完成され、
コンテストで賞を取るという快挙までなし得ちゃってました。
(作品をプレイしたい人はPSNのゲームアーカイブスにある「デザエモンプラス」を購入してみてください。)
まあ、そんな奴らと一緒にゲームつくってるんですから、
ちょっとやそっとじゃビクともしませんよ、ホント。
モノを作り続けてこそのチームグリグリですからね。
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